米国と日本の外科専門医の違い
- 2017/09/15
- 01:12
外科専門医試験の結果
米軍基地の中はクロネコヤマトは届くけれども、郵便が届かないため、浜松町の世界貿易センタービルの中の外科学会へ受け取りに行ってきました。

取りあえず、合格
(平成29年度、第12回)
申請者数:995名
受験者数:968名
合格者数:786名
不合格者数:182名
合格率:81.2%
正直簡単でしたし、USMLEに比べると本当に楽かな。
ただ専門医試験とは言え、米国、欧米や豪州での専門医, Boardを持つという意味に比べてやはり少し日本の外科専門医の質は薄いと感じてしまいます。
海外で外科専門医とったと言うと、1000〜2000件切ったりしていることが多い。
ここで一度比べてみる。
<日本>
修練機関 5年
外科医になりたい人がなれる、人数制限なし
“日本外科学会”の専門医は38,000人
その知識、技術、経験のレベルに個々のばらつきが多い。
患者の満足いく十分な外科治療を行える病院に限りあり、約9000の病院が認定施設だが、その中味はばらばら
専門医試験を受ける条件
術者として120例
術者・助手を問わず 350例
消化管及び腹部内臓50例
乳腺10例
呼吸器10例
心臓・大血管10例
末梢血管10例
頭頸部・体表・内分泌外科10例
小児外科10例
外傷10点
領域別分野、術者・助手を問わず
内視鏡手術 10例
<アメリカ>
修練機関 5年
レジデントの訓練施設は 全米卒後教育認定協会(ACGME)が監督。
各州で、各専門医を必要な人数だけ育てる マッチングプログラムがあり。(USMLEのスコアで決まる。)
アメリカの外科専門医の数は現在約24,000人
JCAHOの審査を受けた標準の病院しか存在しない、
認定病院の数も5000施設、ばらつきはない。(あると認定施設としての標榜が剥奪)
750例 (すべて術者)
心臓、大血管、肺、外傷、腫瘍、消化器・体幹全ての外科を一通り経験
もう一度言うが総て術者である
※自分の上司は1200例のオペを術者として五年間のレジデントの間に経験したと言っていた。
病院によってトレーニングにバラつきがあると言うのは確かにあると思う。
医局制度が崩壊した今、やはり専門医制度の見直しは必要かも。
今見直ししてるみたいですけれど、どうなることやら。
共感した方はクリックくださ〜い。
米軍基地の中はクロネコヤマトは届くけれども、郵便が届かないため、浜松町の世界貿易センタービルの中の外科学会へ受け取りに行ってきました。

取りあえず、合格
(平成29年度、第12回)
申請者数:995名
受験者数:968名
合格者数:786名
不合格者数:182名
合格率:81.2%
正直簡単でしたし、USMLEに比べると本当に楽かな。
ただ専門医試験とは言え、米国、欧米や豪州での専門医, Boardを持つという意味に比べてやはり少し日本の外科専門医の質は薄いと感じてしまいます。
海外で外科専門医とったと言うと、1000〜2000件切ったりしていることが多い。
ここで一度比べてみる。
<日本>
修練機関 5年
外科医になりたい人がなれる、人数制限なし
“日本外科学会”の専門医は38,000人
その知識、技術、経験のレベルに個々のばらつきが多い。
患者の満足いく十分な外科治療を行える病院に限りあり、約9000の病院が認定施設だが、その中味はばらばら
専門医試験を受ける条件
術者として120例
術者・助手を問わず 350例
消化管及び腹部内臓50例
乳腺10例
呼吸器10例
心臓・大血管10例
末梢血管10例
頭頸部・体表・内分泌外科10例
小児外科10例
外傷10点
領域別分野、術者・助手を問わず
内視鏡手術 10例
<アメリカ>
修練機関 5年
レジデントの訓練施設は 全米卒後教育認定協会(ACGME)が監督。
各州で、各専門医を必要な人数だけ育てる マッチングプログラムがあり。(USMLEのスコアで決まる。)
アメリカの外科専門医の数は現在約24,000人
JCAHOの審査を受けた標準の病院しか存在しない、
認定病院の数も5000施設、ばらつきはない。(あると認定施設としての標榜が剥奪)
750例 (すべて術者)
心臓、大血管、肺、外傷、腫瘍、消化器・体幹全ての外科を一通り経験
もう一度言うが総て術者である
※自分の上司は1200例のオペを術者として五年間のレジデントの間に経験したと言っていた。
病院によってトレーニングにバラつきがあると言うのは確かにあると思う。
医局制度が崩壊した今、やはり専門医制度の見直しは必要かも。
今見直ししてるみたいですけれど、どうなることやら。
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